ぶらついた結果

あちこちぶらついた結果を記録していきます。週末は主に奥多摩歩き。

ショッピングセンターと私

私は普段あまり車に乗らない。乗るのは大体月に1回か、下手すると4ヶ月近くエンジンをかけないこともしばしばだった。

そんなことだから今の車に乗ってから、計4回バッテリー上がりのためにJAFを呼ぶ羽目になってしまった。幸いにして私が加入しているプランではJAFのロードサービスの中でバッテリー上がりの解消は無料枠の範囲内なのでお金がかかることは一応ない。とはいえ、JAFの人には申し訳ないし、その後一定の電気を蓄えるために小一時間ほどドライブしなくてはならないので時間もかかる。

では、そんなになんでそもそも車を所持しているのかというと、登山や旅行などの遠征時に「自家用車」という交通手段を選択できるようになりたかったからだ。「自家用車」を選択できることで行ける山行の幅も広がるし、何より車中泊という宿泊手段も手に入れられるのも大きい。また、コロナ禍で公共交通機関の利用が憚られる世相だったこともあって、3年ほど前にホンダのフリードプラスを中古で購入した。

kurumanomori.com

とはいえそんなにしょっ中車で山行に出かけるわけではないし、夜行バスや特急でアプローチすることも多々ある。そんなわけでふと気がつくと乗らないまま、という事態になってしまっていた。

なんとか車に乗る習慣をつけようとコロナ禍が始まった頃は一時期、週末の夜に近所の車中泊スポットへ出掛けては、車の中で夕飯を食べ、酒を飲み、夜景を眺めるという遊びを試してみた。その際は「みんなでつくる 車中泊マップ」というサイトに大変お世話になった。

syachuhaku.fxtec.info

ただこれもそのうち飽きてしまった。何より家の布団で寝た方が快適だという物理的な事情が大きく影響していた。(とはいえ、深夜の海ほたるで車中泊したのは船旅をしているみたいで結構楽しかった)

そこで今、車に乗る習慣を生活に試みているのが「ショッピングセンター巡り」である。その名の通り、買い物の用事があってもなくても、ふと時間ができた時にさっと車を運転して、近隣のショッピングセンターに繰り出すのである。これは平日の夜の仕事終わりの時間などでも本当に気軽にできるので、今のところ乗車週間を作る手段としてうってつけなのではないかと考えている。

フードコートの居心地の良さ。終わり際のガランとした寂寥感もたまりません

この「ショッピングセンター巡り」の良い点として、まずたいてい駐車場が無料ということである。3時間までという制限はあるものの都内でどこかしらに出かけるとたいてい駐車料金がかかるので、頻繁に車を駐車する場合には無料は大変ありがたい。 次に、ウィンドウショッピングしていることで本当に必要だったものを思い出して買うことができるという点が挙げられる。今までは気合を入れて買い物に繰り出さなければいけなかったもの(衣類、電化製品など)を週末を待たずとも隙間時間に買いに行けることに気づいた。おかげでワークマンの衣類が大変充実しつつある。 さらに、そもそもショッピングセンター自体が楽しい、ワクワクする場所であるという点が大きい。特にこの点に関しては、ロードサイド出身者は特に共感してもらえると思う。

私は江東区に住んでいるのだが、砂町SUNAMOに何度か行っていてそこそこ気に入りつつある。

www.sunamo.jp

ここは吹き抜けとなっているロビーを中心に囲むように、1Fに生活雑貨、2Fに女性衣料、3Fに男性衣料とトイザらスや書店、4Fにレストランと迷うことがなくて回遊しやすいのが利点である。

SUNAMOの吹き抜け

さらに、この街には他にもまだ様々な個性豊かなショッピングセンターがあることをGoogleマップ上で確認できているため、まだまだ行っていない場所を巡るのが今から楽しみにしている。ある程度まとまったら、各ショッピングセンターの感想など、整理してみたいと考えている。

ショッピングセンターを巡っていてふと思ったのは、都内であってもそれなりの数が点在しており、また自家用車を持っている世帯もかなりの数がいる、という当たり前の事実だった。ただ、駅を中心に公共交通機関で生きている人々と、ショッピングセンターを中心に車で生活している人々とでは、この街の景色もまた違った目線で見えるのだろうな、ということに思いを馳せながら帰宅した。