「第33回 峠の国盗り合戦」を観てきた感想
先日、2023年10月22日(日)に長野県飯田市と静岡県浜松市の県境にある兵越峠において行われる「峠の国盗り合戦」というお祭りを見てきたのでその感想を書きます。
「峠の国盗り合戦」とは
以下、chatGPTによる解説の抜粋です。
峠の国盗り綱引き合戦は、毎年10月の第4日曜日に静岡県浜松市天竜区と長野県飯田市の境である兵越峠で行われる、国境の領土を賭けた綱引きイベントです。1987年から始まり、全国的にも有名になりました。 このイベントでは、長野県飯田市南信濃と静岡県浜松市水窪から精鋭を選出し、信州軍と遠州軍に分かれて綱引きを行います。3本勝負のうち、先に2勝したほうが実際の県境とは別に定めた「国境」を相手側に1メートル動かせます。ただし、本当の県境は変わりません。
実際の交通上の県境は移動しないものの、両行政区域にとってはそれなりにプライドをかけたイベントになっているようです。 ちなみにコロナ禍によってしばらくこのお祭りは中断しており、今年は4年ぶりに実現したそうです。
なぜ観たのか
このイベントはかなり注目度が高く、地元の静岡新聞やNHKなども取材に来ておりました。また、地域おこしの事例として伊豆市の職員の方が視察に来るなど、地域おこしイベントとしてはかなり成功している部類のようです。個人的には歴史的な背景にも興味があり、戦国時代の武田(信州)と今川(遠州)の領土争いを比喩的に表現した本イベントはとても興味深かったので、その境界地争いの現代版をこの目で見てみたかったという思いが強く、浜松まで新幹線で向かい、そこからレンタカーで2時間弱かけて祭り会場へと向かいました。
感想
会場自体は峠にあるスペースで行われていました。
実際に綱引きが始まると、それまでの和やかな雰囲気は一点、荒々しい綱を引く両軍の勢いに勢いに場がのまれていくのをひしひしと感じました。
私も必死で「オーエス!」「そーれ!」と微力ながら応援の雄叫びを上げ続けました。 結果は1回目、2回目ともに引き分け、3回目で特殊ルールとして、「3分経った時点で30cm以上動いていた方が勝ち」という特殊ルールが設定され、結果として信州軍が勝ちました。
このお祭り、結果としてすごく見応えがありました。その後、県境を移動する儀が行われ、観客は帰りのシャトルバスへと吸い込まれていきました。 一度見てみたかったので見てよかったです。