登山教室Timtam主催の山の講習会を受けてきた。
なぜ日本の北陸から北アルプスにかけてこれほどの大雪が降るのかといった気象学的な話から始まり、 冬山に必要な装備やラッセルの仕方、雪山でのルートの取り方や雪洞の掘り方、果てはビーコンを使った遭難者の捜索方法まで なかなか実践的な講習会で大変参考になりました。
以下、個人的に印象に残ったところをいくつか。
輪かんじきとスノーシュー、スキーの使い分け
- 輪かんじきが威力を発揮するのは2月以降。雪が締まってから
- 1月の新雪シーズンにはスノーシューが良い
- ラッセル後を降るのには輪かんじきの方がスムーズ。スノーシューは滑らずしんどい
- スキーで下る下山道は最高。1時間の登り道も5分で麓まで!
赤布ワーク
登山道のところどころについてるあの赤い布。帰り道のルートファインディングのために必要なテクニック。 - 赤い布の両端に穴を開けて持ち運ぶ。オーバー手袋でも作業しやすいように大きめに開けておくと良い - 赤は人間がもっとも視認しやすい波長の色。帰り道にホワイトアウトに見舞われても安心 - 約100mおきに木の枝にくくりつける - 環境に優しい綿を選ぶと良い
雪崩、雪庇等の危険の避け方
- 雪崩は降雪中、降雪直後、傾斜40°、風下が起こりやすい。風が強くても風下に逃げない
- 雪庇もまた風の影響で風下にできやすい
とりあえずツェルトがすごく欲しくなりました。
これだけ被って中で火を起こした時の耐寒力を今度試してみようと思いました。